睾丸性女性化症候群は、正式名称を「アンドロゲン不応症」と言います。
この症状は、男性ホルモンの分泌は正常でも、その受容体となるものが不完全であるために発症するものです。
出生時に、見た目は女児だけど、性分類的には男児であるというケースなどは、睾丸性女性化症候群の大きな特徴です。
また、大人の男性なのに、胸が膨らんでいたり、腰がくびれていたり、体毛やひげが非常に薄いなど、女性的な特徴を強く持っている人は、睾丸性女性化症候群である可能性があります。
ただ、この症状に関しては極めて珍しいものであり、余り心配する必要はないでしょう。
現状として、発症人数は10万人に1人以下だと言われています。
睾丸性女性化症候群の特徴は、男性であるのに、体つきや性格が女性であることです。
体毛が非常に少なく、見た目も男性ではなく明らかに女性にしか見えません。
また、男性との性的行為も可能ですが、無月経であるため妊娠することがないのが特徴です。
そして睾丸に関しては、体内に埋まっており目立たなくなっております。
性格的には、女性そのものですが、実際のところは、本当の女性よりも更に女性らしくなる場合が多いそうです。
この症状は、あるていど成長してから気づく場合も多く、初潮が極端に遅くて違和感を覚え、病院を訪れた際に知らされることが多いと言います。
睾丸性女性化症候群を治療する方法は、精巣の摘出手術が一般的です。
これは、体内に埋まっている睾丸をそのままにすることは、がんに繋がる可能性が高いため、手術により摘出することが好ましいとされるからです。
手術は、なるべく早期に行なうことが望ましく、その後は「女性ホルモン補充」による治療が行なわれます。
女性ホルモンの補充に関しては、生涯に渡り必要となるのが欠点です。
尚、現在において睾丸性女性化症候群という言葉は、患者の多大な精神ダメージを考慮し、「アンドロゲン不応症」という名称を用いています。